妊婦、腰痛

妊娠してから、腰痛がひどくなり、湿布を使いたいけど、湿布は大丈夫？
「湿布くらい、大丈夫よ、貼ってあげようか？」なんて、夫や姑に言われるまま、ぺたんと貼ってもらった、なんてことありますよね。

たかが、湿布。されど、湿布

湿布くらい、と思われそうですが、

湿布は立派な薬です。

使用には注意が必要です。

特に腰は胎児に近いので、慎重にやって下さい。
湿布には　無害なものもあれば　有害なものもあります。

近年経皮薬はめざましい進歩を遂げており、苦い思いや、痛い思いをしなくても　皮膚から有効成分が入れられるようになりました。
つまりは　かなり強い薬も皮膚から入る、ということであり、「口から入る薬じゃないんだから、大して問題じゃない」という考えは誤りです。

特に、「前に整形外科でもらった湿布薬があまっている」というやつは　、

妊婦は絶対に使わないで下さい。

整形でもらえる湿布と言うのは強い成分が含まれていますので、やめておきましょう。

市販薬で気をつけたいのは、「インドメタシン」、「ボルタレン」配合の湿布です。
血管に作用するので、ごく稀にですが胎児が窒息する恐れがあります。

冒頭のような事で　気軽に貼ってしまって青くなっている妊婦さんがいたら　「過ぎたことは及ばざるが如し」です。
現在　心拍が確認されているなら、まず、大丈夫です。

薬というのは「万が一」も明記しなくてはいけないもの。
湿布で、胎児に影響が出る、というのは、まあ、滅多にないことですので、あまり神経質に考えすぎないでね。

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