妊婦 鉄分

妊娠するとなぜ鉄分が必要になるの？

妊娠中に貧血になりやすい要因として、以下のことが挙げられます。

・体液が急激に増加するので、血液の濃度が薄まる

・ママの分＋赤ちゃんの分の血液が必要になり、血液の生産が追いつかなくなる

・つわりがひどくて十分な栄養がとれていなかったために、貧血気味になることも…

妊娠中の貧血がひどいと、流産・早産・赤ちゃんの発育不全・妊娠中毒症・微弱陣痛などの原因になることもあります。

最近は性能のいいサプリメントも多いですが、まずは毎日の食事で鉄分をとるようにしたいですね。

鉄分摂取のためによい食べ物

・鉄分を多く含む食べ物

レバー（豚・鶏・牛の順に鉄分が多い）、あさり、ひじき、きくらげ、ごま、小松菜、ほうれん草、春菊など

・鉄分の吸収を助ける食べ物（ビタミンCやたんぱく質を多く含む食べ物）
大豆、ほうれん草、海藻類、ブロッコリー、菜の花、イチゴ、乳製品、魚介類、卵など

※タンニンの多いお茶（緑茶、紅茶など）を飲むと鉄分の吸収をさまたげるので、食事の前後にはできるだけ飲まないようにしましょう。

特定の食材ばかりに偏らず、いろいろなものを食べましょう

上の項目では、鉄分を効率よくとるためにさまざまな種類の食べ物が挙げられていますね。

他のページでも何度か触れていますが、特定の食べ物ばかりをとらずにいろいろな食材を組み合わせて食べることが大事なのです。

「妊娠中は鉄分さえとっていればいい」というわけではありません。ビタミン類・葉酸・DHA・EPA・たんぱく質などなど、赤ちゃんとママの健康のために、また家で同じ食事を食べているパパの健康のためにも、日常的に無理のない範囲で栄養満点の料理を作り、食べることが大切です。

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