マタニティマーク、やっぱりつけるべきでしょうか？
日本ではまだまだ浸透していない「マタニティマーク」
ここ数年の間に、妊婦さんのための「マタニティマーク」なるものが登場しました。これを付けていれば、まだお腹が大きくなくても人目で妊婦だとわかってもらえるスグレモノです。
マタニティマークは市役所や全国の駅などでもらえたり、妊婦雑誌の付録としてついてきたりするので、比較的簡単に入手できます。
でも…便利であるにもかかわらず、全ての妊婦さんが必ずマタニティマークをつけているわけではないようです。
また、妊婦さんが身近にいない人だとそもそもマタニティマークの存在すら知らないという人も少なくありません。
便利なマタニティマーク、どうしてあまり浸透していないのでしょう？
マタニティマークをつけるのは何のため？
残念ながら、「妊娠中であることを必要以上にアピールして、電車で席を譲ってもらおうと思ってるんじゃないの？」「マークをつけていることで、かえって変な人に目をつけられて危害を加えられそう」という意見から、マタニティマークに対して抵抗を覚えるという人が少なくありません。
電車などには「マタニティマークをつけている人がいたら席を譲りましょう」と掲示されていることがありますが、そもそもマタニティマーク=席を譲って欲しいアピールのためのものではありません。
マタニティマークの本来の用途は、おおむね以下のとおりです。
・つわりや貧血で体調が悪い時、まだお腹が大きくなくてもマタニティマークがあれば優先席を使いやすいですね。
・お腹が大きくなっても後ろから見ると妊婦さんに見えない人が多いですが、カバンにマタニティマークがついていればひと目で妊婦さんだとわかるので混雑した駅でもぶつかられにくくなります。
・妊娠初期の人が外出先で倒れたとき、まずおなかの赤ちゃんの無事を確認してもらったり、妊婦には禁忌とされる処置を避けてもらったりするのにマタニティマークが大変役に立ちます。
おなかの赤ちゃんとママ自身を守るため、外出時はぜひ身につけましょう
妊娠中はできるだけ混雑した場所や満員電車を避けるようにしたいものですが、仕事や通院などでどうしてもそういう場所に行かざるを得ないこともありますね。
おなかの赤ちゃんやママ自身の命を守るために、外出時はぜひマタニティマークをつけるようにしましょう。
また、席を譲ってもらったり親切にしてもらったりしたら、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
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